白川静

ひゃくじゅどう

2012年02月14日 09:51


白川静回思九十年」を読んだ。

苦学の末、著名な漢文学者になった白川静の「人生」が分かった。

対談形式なので読みやすい。

漢字に興味のキッカケを作った人物である。

(ウィキペディア/フリー百科事典より)

・白川 静(しらかわ しずか、1910年4月9日 - 2006年10月30日)は、日本の漢文学者・古代漢字学で著名な東洋学者。学位は文学博士(京都大学)。立命館大学名誉教授、名誉館友。福井県福井市生まれ。

・1923年、順化尋常小学校を卒業後、弁護士廣瀬徳蔵(のちに立憲民政党代議士)の事務所に住み込み勤務し、成器商業夜間部(現大阪学芸高等学校)に通う。このころ、広瀬の蔵書を読み漁り漢籍に親しんでいった。1935年京阪商業卒業。

・立命館大学専門部国漢科(夜間)を1936年に卒業し、立命館中学校教諭に。その後、立命館大学法文学部漢文学科に入学。同大学予科教授となる。1954年からは立命館大学文学部教授を務めた。1976年に66歳で定年退職。1981年には名誉教授の称号を受けている。晩年に自らの著作料の一部を大学に寄贈し、記念文字文化研究所が設立された(没時まで所長兼理事長)。

・1962年、博士論文「興の研究」で、文学博士号を取得(京都大学)。漢字研究の第一人者として知られ、字書三部作『字統』(1984年、各.平凡社)、『字訓』(1987年)、『字通』(1996年)は、白川のライフワークの成果である。

・20世紀が終わる時期より、平凡社で『白川静著作集』(全12巻)、『白川静著作集 別巻』(全22巻予定、2008年から第3期)を刊行開始。傍ら中学・高校生以上の広い読者を対象とした漢字字典『常用字解』や『人名字解』、インタビュー・対談なども収録した『回思九十年』、『桂東雑記』などを刊行。他にも多数の共著・監修がある。

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